武田家、徳川家の保護を受け、両家の祈願所として信仰を集めた寺です。
長野県下屈指の大寺であり、南信州随一の祈願霊場として広い信仰をあつめています。
境内のしだれ桜と庭園が有名で、庭園は国の名勝に指定されております。
一説には極楽浄土の庭園ともいわれており、茶と菓子を楽しむことができます。
光苔、杉並木の参道から三重塔を過ぎて森の中へ続く小道があります。
光前寺本堂の脇に、裏山の清水が引かれ、冷水に命も延びるようだという思いから延名水と呼ばれています。
5〜10月は光苔が見頃です。
参道石垣の隙間に昔から自生していて、近年は量が減って来ましたが、光線に反射して、美しく神秘的な光を放っています。
春には約70本の光前寺のシダレザクラをライトアップし、幽玄の世界を演出しています。
また、境内南側(約11ヘクタール)が、県の環境保全地区に指定され、自然を生かした遊歩道のところどころには広場・あずまやを配し、自然を親しみながら家族連れなどのハイキングに適しています。