明治、大正期のキリスト教伝道者、内村鑑三の功績を記念して建造された、石とガラスがおりなすフォルムが印象的な教会です。
内村鑑三が唱えた「無教会思想」をもとに誕生しました。
かすかに響く水音に導きかれるように光を辿りながら、石壁の回廊を歩んでいくと、その先に佇む天然の教会が優しく迎え入れてくれます。
石のアーチがいくつも重なり合い、建築史に残る希少なデザインが特徴です。
堂内にはアーチから自然光が差し込み、緑が自生しています。
この教会は、三大建築の巨匠と称賛されるフランク・ロイド・ライトの流れをくむ建築家ケンドリック・ケロッグが、この地を訪れ、自然と対話しながら創り上げた教会です。
その姿は、自然と共に長い歳月を経てきたかのように軽井沢の景観に溶け込み、神秘的でありながら、慈しみにもあふれ、自ずと敬虔な気持ちに立ちかえることができます。
旧約聖書の天地創造の五つの要素である光・水・木・石・緑が取り入れられた設計です。
石の教会は、木々のアーチをくぐり抜けたホテルブレストンコートに隣接した場所にあります。