現在の「貴船」という名前は1871年以降に改名されました。
古くは「木船」「貴布祢」と呼ばれ、「気生根」とも書かれていたことがあったそうです。
「気生根」という名前から、気力の生まれる根源の地であるといわれ、
その力にあやかろうと、源義経が源氏再興を、和泉式部が復縁を祈願したとも言われています。
水の供給を司る神「たかおかみのかみ」を祀り、歴朝はじめ今でも農漁業、醸造業者から厚く信仰されています。
本宮のご祭神を「高おかみの神」、奥宮のご祭神を「闇おかみの神」と呼びますがどちらも同じ神様だといわれています。
近くを流れる貴船川を見てもわかるとおり、まさに水の神の鎮まるところですね。
このあたりの地名を貴船「きぶね」といいますが、「貴船神社」は水の神様であることから濁らず「きふね」と呼びます。
京都の避暑地として、「貴船の川床」はとても有名です。
その清らかな水は、運気を上げ、開運を導いてくれます。
また、えんむすびの神としても若い世代より絶大な崇敬を集めています。