歴史
国立劇場は、日本の伝統芸能を上演する国内初の劇場として昭和41年に開場しました。劇場には大劇場(1,520席/花道開設時)と小劇場(590席)があり、歌舞伎や文楽をはじめ、日本舞踊、邦楽、雅楽、声明、民俗芸能などが上演されています。劇場は、初心者向けから本格的な公演まで幅広い公演を行い、海外からも注目を集めています。また、記録保存や調査研究にも力を入れています。
見どころ
国立劇場は、特徴的な校倉造の外観を持ち、正方形の平面をしています。建物の1階には大・小ホールの観客席、舞台、楽屋が配置され、2階には養成や管理部門があり、3階には資料の保存、展示、記録関係の室があります。さらに、歌舞伎俳優や歌舞伎音楽の囃子方などの伝承者の養成や、伝統芸能のための施設の貸付も行っています。2003年には国立劇場裏に伝統芸能情報館も開館しました。