歴史
白山(しらやま)は、石川、福井、岐阜の3県にまたがり、高くそびえる霊山で、古くから霊山信仰の聖地とされてきました。この山は、山麓の人々と平野部の人々にとって聖なる場所であり、生活に欠かせない水を提供してくれる神々の座と考えられていました。山への信仰は次第に登拝という形で表れ、山頂への登山道も開かれました。加賀の登拝の拠点として、全国白山神社の総本宮として、当社は二千百年以上の歴史を誇っています。
見どころ
寺泊の総鎮守、白山媛神社は、聚感園から高台に位置し、素晴らしい景観が広がります。大きな花崗石の鳥居をくぐり、125段の石段を上ると、海抜30メートルの場所に神社があります。寺泊の鎮守として、古来から町の人々に親しまれ、崇拝されてきました。ご祭神は伊弉冉尊と菊理媛命で、国家の安泰、海上の安全、地域の開発を祈願する神として尊崇されています。神域には社殿のほかに住吉神社、二面神社などの末社があり、船絵馬収蔵庫や忠魂碑も設けられています。神社の祭りは5月3日、4日、および9月15日に行われます。