歴史
井倉洞は、岡山県新見市井倉に位置し、高梁川上流の阿哲台地の石灰岩地帯に形成された鍾乳洞です。長年にわたる雨水や浸食作用によって形成され、全長約1,200mに及びます。洞内の景観は、奇岩や鍾乳石が見事なまでに作り出す自然の芸術品であり、幻想的な世界を演出しています。
見どころ
洞内には様々な形状を持つ鍾乳石が点在し「銀すだれ」「水衣」「くらげ岩」など約30の奇岩が存在します。特に注目すべきは高さ約50mの「地軸の滝」で、洞内に清流が流れ落ちる様子は圧巻です。また、天井から吊り下がる「つらら石」や床から立ち上がる「石筍」など、自然の造形美に触れることができます。さらに、洞口付近には縁結びの神様として信仰を集める「阿里佐の宮」があり、恋愛のパワースポットとしても人気です。