兵庫県豊岡市、遥か昔より歌に詠まれ、小説の舞台にもなった城崎にある『城崎文芸館 (きのさきぶんげいかん)』は、観光・文化の拠点およびふれあい交流施設として平成8年4月に開館。小説「城の崎にて」を執筆した《志賀直哉》や、白樺派の文豪たちの作品を収蔵・展示する施設。
館内には、志賀直哉の自筆書簡、原稿、軸を中心として、江戸時代から近代において活躍した城崎にゆかりの文豪《与謝野鉄幹、与謝野晶子、島崎藤村、白鳥省吾》の作品を展示。また城崎温泉の歴史の紹介及び、伝統的工芸品「麦わら細工」の体験も可能。
他にも「ミュージアムショップ」「短歌俳句作成コーナー」を併設。また施設周辺では、志賀直哉直筆の碑文を見ることができる。