京都市左京区の岡崎公園一角に位置する『細見美術館(ほそみびじゅつかん)』は1998年(平成10年)に創立。大阪の実業家《細見亮市、細見實、細見良行》の3代が収集した東洋古美術品を収蔵・展示する施設。管理・運営は、公益財団法人細見美術財団
京都の町家のモチーフをとりいれた現代建築が特徴的な館内には、江戸時代の絵画や平安時代の仏画が中心。また仏像、仏具や古墳出土品など、重要文化財指定物件・重要美術品認定物件など貴重なものを多く収蔵。特に仏教絵画、仏具、銅鏡などの金工品は傑出しており「世界最高の美術品は日本の藤原時代の仏画だ」と主張していた細見亮市の真髄が垣間見える展示内容。
また美術品だけでなく憩いの空間を形成する「中庭、カフェ・レストラン、屋上庭園、茶室」を併設。1日楽しめる癒やしの美術館となっている。