京都市上京区今出川大宮東入ルに位置する『京都市考古資料館(きょうとしこうこしりょうかん)』は、発掘・調査・研究に多くの業績を積み重ねてきた財団法人京都市埋蔵文化財研究所が、昭和54年11月に開館。京都市の発掘調査で出土した先土器時代~江戸時代の考古資料約1000点を収蔵・展示する施設。
市の登録有形文化財に指定されている施設建物は、大正3年(1914)に建設。西陣織の作品陳列を行なっていた「旧西陣織物館」を利用。入口横には「西陣」と大きく刻まれた石碑を見ることができる。
館内には、京都市内の発掘調査によって発見された各時代の考古資料をレプリカ、写真を用いて、時代別、テーマ別に分けてわかりやすく紹介。また考古遺物に触れるオープン展示も面白い試み。気軽に過去の暮らしや文化に触れることのできる施設となっている。