原不動滝(はらふどうだき)は兵庫県宍粟市波賀町原にある滝。日本の滝百選の一つ。
名瀑の宝庫である氷ノ山後山那岐山国定公園を代表する名瀑で、1969年発行の国定公園シリーズ切手の図案に採用された。
揖保川の支流で、竹呂山(1129m)を源流とする引原川支流の八丈川流域にある。落差88mを3段に分かれて落下する男滝と、男滝の最下段部の滝壺で合流する女滝が左脇にある。 滝見用の吊り橋「奥かえで橋」が掛かっており、ここから滝を眺められる。駐車場より滝までの遊歩道途中には滝の名の由来となった「不動堂」がある。
周囲は波賀不動滝公園となっており、原不動滝森林公園の名称でひょうごの森百選に定められている。滝の周囲は原生林となっており、モミの針葉樹や、ブナ、モミジなどの落葉樹が多く秋には紅葉の名所となる。公園内には宿泊・温泉施設「楓香荘(ふうかそう)」やキャンプ場がある。