熱帯・亜熱帯林の維持や再生のための技術開発と研究、遺伝資源の保存を目的としている。国内で唯一亜熱帯性気候を有する西表島は、自然のままの気候で熱帯 樹等の研究開発を行えることから、熱帯林の技術開発や品種改良などの拠点として注目を集めている。園内ではユーカリやアカシア、フタバガキといった赤道直 下の国々などから集めた約100種3000本を植栽し試験・研究を行っているほか、西表島内の郷土樹種の増殖・保存もしている。また、遊歩道もあり、自由 に散策することができる。庁舎には、国内外の育種事例をパネルなどで紹介する展示コーナーもある。