高源寺は承平元年(931年)に「相馬小次郎平将門釈迦如来之霊験」によって建立されたと伝えられています。そして将門の名跡を継いだ後の相馬七左衛門尉胤継とその後裔がこの地を治め、住職を鎌倉建長寺から招いたと言われています。地蔵ケヤキのある高源寺境内には、樹齢1600年、目通り10メートルという欅の大木があります。幹は途中で大きく枝分かれしており、そこからさらに大枝が伸びています。幹の根元のほら穴には、子育て地蔵尊が安置されており、安産・子育てにご利益があると言われ、地元住民や噂を知っている方など遠くからも多くの人が参詣します。このお地蔵様は霊験あらたかで洞をくぐりぬけて詣でれば安産疑いなしといわれていることで有名です。