歴史
宇江城城跡は、久米島の標高310mに位置する「宇江城岳」の山頂に築かれ、15世紀頃に建てられたとされるグスクです。琉球王朝統一以前から中国との交易を行なっており、発掘調査では多くの中国陶磁器が出土しています。城跡からは久米島全体を見渡せる壮大な眺望が広がっています。
見どころ
宇江城城跡の特徴は、その城壁にあります。安山岩を多用した城壁は14世紀後半から15世紀中頃のもので、独特の造りを持っています。第二次世界大戦後、一部の城壁が破壊されましたが、一の郭の北側や東側の城壁は今もその姿を残しています。城跡からの眺望も見どころの一つで、久米島の美しい風景を一望できます。