歴史
18世紀中頃に建てられた上嵯峨屋は、江戸時代の本賃宿でした。昭和44年に解体復元され、旧材を利用して当時の姿に再現されました。木賃宿は食事を提供せず、利用者が自炊する仕組みでした。初期には一般的でしたが、江戸時代中期以降、旅籠の普及と経済力の向上により、低所得者向けの宿となりました。
見どころ
中津川インターチェンジから車で30分の妻籠宿に位置する上嵯峨屋は、昭和44年の解体復元により、江戸時代の木賃宿の雰囲気を色濃く残しています。囲炉裏があり、客室が中央の土間を挟んで両側に並ぶ珍しい構造が特徴です。江戸時代の旅籠の姿を感じることができます。