福岡県春日市の県道31号線そばにある1998年に開館した「奴
国の丘歴史資料館」は、1992年度~1997年度にかけて岡本遺
跡を中心として、約2.3ヘクタールの区域が奴国の丘歴史公
園として整備された公園内にある資料館。
館内は「考古資料展示室、民俗資料展示室、特別展示室、収
蔵庫、研修室、実習室」で構成。建物周辺は国指定史跡の須
玖岡本遺跡と呼ばれる王墓の跡地として知られ、1979年から
2年行われた発掘調査で出土した弥生時代の埋蔵文化財、昭
和初期の農具を中心とした民俗資料を展示。
弥生文化の暮らしや生活が、様々な珍しい出土品で垣間見る
ことができます。また建物近くの国の史跡に指定「須玖岡本
遺跡」の一部を含めて整備した歴史公園では「甕棺墓」など
も見学可能となっています。