歴史
願成就院の歴史は、文治5年に北条時政が頼朝の奥州攻めの成功を祈願して建立されたお寺で、北条氏の氏寺でもありました。その後、義時や泰時によって堂宇が整備され、荘大な寺となりました。特に、文治2年に青年期の運慶が造立した国宝指定の五体の仏像は、鎌倉様式・運慶様式の確立を示す日本彫刻史上の代表作とされています。
見どころ
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時ら親子3代が造営した願成就院は、国宝9点のうち、運慶作の国宝「阿弥陀如来坐像」の台座などが復元され、一般公開されています。願成就院の見どころは、国宝の仏像をはじめとする多くの文化財と、北条氏の歴史を感じることができることです。