歴史
江の島サムエル・コッキング苑は、神奈川県藤沢市江の島に位置する有料観光施設です。1882年にアイルランドの貿易商、サムエル・コッキングが日本で3番目に古い植物園を創設しましたが、1923年の関東大震災で温室などが倒壊しました。その後、藤沢市が跡地を買収し、1949年に熱帯植物園として再開園しました。2002年に一時閉園し、新たに江の島展望灯台が建設され、2003年にサムエル・コッキング苑として再オープンしました。
見どころ
サムエル・コッキング苑では、姉妹友好都市コーナーや歴史的な温室の遺構を観覧できます。庭園内にはさまざまな南洋植物や四季折々の草花が植えられ、1月から3月にかけては250種類以上の椿が咲き誇ります。また、5月と10月にはカナダのウィンザー市から贈られた深紅のバラが美しく咲き誇ります。広場には藤沢市と姉妹友好都市を結ぶ場所があり、中国・昆明市のあずまやや松本市のなまこ壁の松本館などが設けられています。また、江の島展望灯台も園内にあり、景色を楽しむこともできます。