千葉県長生郡長南町笠森にあります。
笠森観音といわれていますが、正式には笠森寺で、坂東33観音霊場の第31番札所として有名です。松尾芭蕉も訪れた由緒あるお寺で、安藤広重の浮世絵にも描かれています。
784年の開基と伝えられています。
1028年に建立された高さの違う61本の柱で支えられた観音堂は「四方懸造」という全国でも珍しい工法で国の重要文化財に指定されています。
樹齢100年を超える杉や楠の木の並木を歩いていくと、幹に人が通れる大きな穴が開いた楠があります。この穴を通ると子宝に恵まれるといわれ「子授けの楠」と呼ばれています。
周辺は、自然が残る景勝地として千葉県笠森鶴舞自然公園に指定されています。