栃木県日光市にある『イタリア大使館別荘記念公園』は、19
28年(昭和3年)に、アメリカ人《アントニン・レーモンド
》設計により中禅寺湖畔に建設。1997年(平成9年)まで歴
代イタリア大使が使用された建物を栃木県が買い取り、修理
・復元を行ない一般公開した展示館。
建物外観は、外壁は杉の皮で市松模様にデザイン。リビング
には石組みの暖炉、船舶用のランプの照明など、建築家《ア
ントニン・レーモンド》のこだわりが随所に見ることができ
る。また床板、建具、家具等をできる限り再利用して復元さ
れているのも特徴。
明治期以降に中禅寺湖沿岸に建てられた数多くの各国大使館
別荘のうち、一般公開されているなかで大変貴重なことから
本邸は国の登録有形文化財に登録。また副邸は「国際避暑地
歴史館」として往時の歴史を紹介する施設として公開されて
います。