歴史
筑波山白雲橋コースに佇む「弁慶の七戻り」は、男体山・女体山の峰を擁する筑波山の女体山頂近くに位置しています。この奇岩は風化に強く、長い年月を経て残った斑れい岩であり、「石門」とも呼ばれ、聖と俗を分ける門として崇められてきました。伝説によれば、武蔵坊弁慶がこの不安定な場所を通るのをためらったとされ、歴史と神話が交錯する場所となっています。
見どころ
弁慶の七戻りはその形状が風化に耐える斑れい岩であり、頭上にそびえる大岩が今にも落ちそうな状態を呈しています。登山道が大岩の下を通り、その構造はまさに不思議と畏怖の念を呼び起こします。雨上がりのどろどろの中を登る姿勢で歴史の舞台に触れながら弁慶の苦悩を感じることができます。筑波山の白雲橋コースから広がる美しい景観とともに歴史の一ページを語りかけます。