山形県の鶴巻田や羽付といった鶴の恩返しを思い起こさせる地名が残されている南陽市漆山に建つ『夕鶴の里』は鶴の恩返しを中心として日本に語り継がれる民話を伝えるために創立した施設。
建物はかつて養蚕で使われていた3階建ての「まゆ蔵」を利用。館内には南陽地域の伝統文化を伝える「夕鶴の里資料館」と南陽地域の伝統文化を体験できる「語り部の館」で構成。
「夕鶴の里資料館」では、舞台『夕鶴』で使用された貴重な舞台資料・台本を展示。また民具展示を軸として歴史を紹介するコーナーや季節に応じてイベントや特別展示会などが開催する「特別展示ホール」を併設。「語り部の館」では、民話口演や機織り体験(予約制)が可能。またそば打ち体験学習も開催。地域の歴史がわかる施設となっている。