石川県珠洲市にある『珠洲焼資料館(すずやきしりょうかん)』は、平安末期~室町にかけて作られていた「珠洲焼(すずやき)」の歴史の紹介及び関連した資料や作品を収蔵・展示する施設。
珠洲焼は中世の日本を代表する陶器のひとつ。12世紀後半頃から15世紀末頃に石川県珠洲市付近で生産。ですが約400年前の戦国の世になってから忽然と姿を消していましたが珠洲市が1976年(昭和51年)に再現。1989年には石川県指定伝統的工芸品に指定。
館内には専門家が「謎の古陶」として注目する珠洲焼の歴史・製法、遺跡出土品、復元作品を展示。また常設展示室・ホール・研修室・資料室を併設。そのうち研修室・資料室は一般市民に開放。珠洲焼を通して地域の歴史がわかる施設となっている。