石川県輪島市にある『南惣美術館(なんそうびじゅつかん)』は、昭和46年(1971)「能登集古館南惣」として創立(平成12年(2000)より現名称に変更)。鎌倉期以前~25代続く奥能登の豪族、南家が400年の長い年月をかけて収集した美術品、約250点を収蔵・展示する施設。
南惣家は藩政時代に天領庄屋として「林業・製塩業・北前船での交易」までを広く手がけた豪族。
施設建物は南惣家の米蔵を改装して利用。大変貴重な建築物として国登録有形文化財に指定。施設内には「絵画、書蹟、陶磁、仏像、民具」など、南家の当主が代々収集した美術史に名を残す作家の作品を展示。特に俵屋宗達、円山応挙、野々村仁清の作品は必見。美術を愛する人に評価が高い施設となっている。