石川県金沢市、長町武家屋敷跡界隈の一角にある『金沢市足
軽資料館』は、江戸時代に建てられ1994年(平成6年)まで
住居として使用されていた、旧早道町(現幸町周辺)に残され
ていた高西家、清水家の2軒の足軽屋敷を1997年(平成9年)
11月に移築再現した資料館。
足軽とは身分の低い歩兵。ですが小さいながらも庭付きの木
造平屋建て。屋根は昔ながらの石を置いたもの。間取りも接
客空間を重視した武家屋敷の流れをくみ、玄関から座敷に続
く接客空間や、台所、茶の間などの生活空間が並列したしっ
かりとした間取りが特徴。
建物内には、当時使われていた生活用具を展示。また足軽の
仕事についての解説がなされ、質素ながらも充実した生活ぶ
りをうかがうことができます。