富山県高岡市福岡町にある『雅楽の館(ががくのやかた)』は、江戸時代末期より福岡町で継承されてきた「雅楽」に関連する楽器・装束を収蔵・展示する施設。
「雅楽」は、10世紀ごろ(平安時代中期)に完成したと伝えられている宮廷で行われる正式な音楽と舞の総称。福岡町の雅楽は、文久元年(1816)に「暢日連」という会を長安寺住職らが結成したのが始まり。その後時が流れ、昭和45年には旧福岡町の無形文化財として指定されている。
昭和6年に昔ながらの工法で移築した建物を利用した施設内には、幕末からこの地に伝わる「雅楽」の楽器や装束を展示。また郷土色あふれるグッズの販売するコーナーも人気。「雅楽」の魅力が伝わる施設となっている。