富山県黒部市の黒部峡谷鉄道宇奈月駅の斜め向かいにある『黒部川電気記念館』は、電力会社関西電力が昭和62年に(1987)創立。100年の歳月をかけて開発されてきた黒部川電源開発の歴史と、それに携わった人々を紹介する施設。
建物は、日本電力が大正12年建築した事務所をモデルとした大正ロマンの雰囲気を漂わせるアルペン風の異国情緒のある美しいデザインが周りの自然溢れる山並みと絶妙にマッチ。
館内には、秘境黒部の大自然に果敢に挑んだ人間のドラマとして語りつがれる黒部川の大規模電源開発をパノラマ模型や、パナソニックプロジェクターを率い迫力の映像で紹介。
他にも12人乗りのトロッコ電車型のシアターや「大町トンネル」の作業現場をイメージしたトンネル、そして大正15年(1926)から廃車となるまで半世紀以上に亘り資材や人を運んでいた実際の現場で活躍した「電気機関車」など見所が多い博物館となっています。