富山県富山市八尾町上新町にある『越中八尾曳山展示館』は元富山県蚕業試験場跡地に、昭和59年(1984年)に開館。八幡社の春季祭礼曳山神事で使用される「八尾曳山」の6台のうち3台を展示する施設。
1740年代から260年余の歴史を有し受け継がれてきた生糸、蚕種、和紙、木炭の生産と取引で栄えた八尾商人の繁栄の象徴、八尾の春の祭礼行事「曳山祭」。祭りで使用される「八尾曳山」は、6台のうち半数の3台を展示。越中美術工芸の粋を集めた曳山は、富山県の文化財に指定。7mを超える高さに圧倒すること間違いなし。
他にも施設内には、さまざまなイベントに使用できる400人程収容可能の「ホール」や、地元八尾出身の版画家の作品、パネルにて各曳山の紹介、曳山の部材の展示、八尾に繁栄をもたらした養蚕業の歴史紹介や養蚕道具を展示する3つの「展示室」も併設されている。