福井県越前市池ノ上町の池ノ上工業団地内にある『越前打刃物会館(えちぜんうちはものかいかん)』は、700年の歴史を持ち昭和54年に全国で初めて国の伝統的工芸品の指定された「越前打刃物」の歴史と製造工程を紹介する施設。
「越前打刃物」は「二枚広げ」や「廻し鋼着け」という技法を率いた日本古来の火づくり鍛造技術、手仕上げという工程を守り続け発展してきた技法。古くは「包丁、刈込はさみ、鎌」から現在ではデザイン性に優れたオリジナル製品が多い。
館内では何十種類もの鎌や包丁の展示から「越前打刃物」の歴史をパネル等で詳しく紹介。また予約することで工場見学も可能。その他体験メニューも豊富。種類豊富な打刃物製品を産地価格で購入することも可能。「越前打刃物」を通して地域の歴史に触れることができる施設となっている。