福井県大野市に建つ『穴馬民俗館(あなまみんぞくかん)』は、約300年前、江戸中期(明歴年間)に建てられた妻入口造りの民家を利用した生活用品や民具約100点を収蔵・展示する施設。
江戸中期(明歴年間)に建てられた久沢集落にあった民家をダム建設に伴い現在地に移転・復元。基本的な小屋組と軸組は江戸初期一般住家の原型を忠実に再現。施設内にある資料同様に価値の高い建築物である。
建物内には穴馬地方(当時の和泉地区の呼び名)で使用されていた民俗資料約100点を展示。当時の人々の生活の知恵や暮らしぶりがわかる展示内容となっている。(平成27年4月より休館。ただし学校の授業等で活用する場合には公開していく予定)。