愛知県半田市にある『新美南吉記念館』は、半田市出身、童話作家として有名な《新美南吉》生誕80周年及び、没後50周年を記念して1994年(平成6年)6月に開館。新美南吉に関する原稿、日記、辞令、童話集、研究資料を収蔵・展示する施設。
建物の外観は、周辺の丘を模した斬新的でユニークなスタイルが特徴。これは社団法人愛知建築士会が主催した全国コンペにより選出された新家吉宏、岡村雅弘、石田純治の共同受賞によるもの。第2回愛知まちなみ建築賞を受賞したことでも知られる。
館内には、南吉に関する原稿、日記、手紙などの貴重な資料や、6点のジオラマ模型の展示が中心。また南吉の作品や研究書を見ることができる「図書室」や、月替わりで『ごん狐』や『手袋を買いに』など、南吉の名作映画を上映する「ビデオシアター」もあります。