香川県小豆島町、二十四の瞳映画村内にある『壺井栄文学
館(つぼいさかえぶんがくかん)』は、「二十四の瞳」の
原作者《壺井栄(つぼい さかえ)》を記念して平成4年(19
92)に創立。原稿・初版本・愛用品を展示する施設。
館内では、壺井栄が手掛けた「二十四の瞳」の生原稿、色
紙類、文箱、眼鏡、出版物を各コーナーに分けて展示。ま
た生前愛用していた品々や、東京都中野区にあった壺井栄
の旧邸(いろりの間、応接の間)を再現。当時の壺井栄の
仕事場の雰囲気が伝わる展示内容。
他にも夫でプロレタリア文学詩の分野で活躍。また詩誌『
赤と黒』を創刊したことで知られる詩人《壺井繁治(つぼ
い しげじ》や、農民小説や反戦小説などを執筆した小説
家《黒島伝治(くろしまでんじ)》の書簡や遺品類を展示し
ています。