香川県丸亀市中津町にある『中津万象園』は、丸亀二代目藩主《京極高豊候》により貞享5年(1688年)、中津別館として築庭された大名庭園。
施設の名称となっている「万象園」は、森羅万象・・。つまり宇宙に存在するすべてのものを意味することから名付けられた。
1500本余りの鮮やかな松の緑に覆われた園内の広さは、約15000坪。庭の中心には近江の琵琶湖を形どった八景池があり、これは「帆、雁、雪、雨、鐘、晴嵐、月、夕映」など、八つ島を橋で結んだ回遊式の大名庭園。瀬戸内海や讃岐富士を借景として桜、新緑、紅葉、雪景色など季節により素晴らしい光景が見られる。
他にも紀元前2500年頃~13世紀頃のペルシャ陶器。コロー、クールベなど自然を愛した自然主義の巨匠たちや、ミレー、ルソーなどバルビゾン七星の絵画。江戸時代~現代のひな人形を展示する「丸亀美術館」を設置。自然とアートを両方楽しむことができる人気スポットとなっています。