山形県米沢市にある『宮坂考古館(みやさかこうこかん)』
は、昭和37年(1962)創立。郷土史の研究をしていたことで知
られる故《宮坂善助》氏が80余年の生涯をかけて収集した、
米沢地方の考古・歴史・民俗資料など、約700余点の貴重な
資料を保存・展示する施設。★管理・運営は、公益財団法人
宮坂考古館。
館内には、長谷堂の合戦で着用したといわれる甲冑「浅葱糸
威錆色塗切付札二枚胴具足」、上杉景勝が着用したといわれ
る甲冑「浅葱糸威黒皺韋包板物二枚胴具足」、前田慶次郎が
所用したといわれる甲冑「朱漆塗紫糸素懸威五枚胴具足南蛮
笠式」など、県指定文化財に指定されている貴重なものから
、米沢藩に伝わる甲冑、火縄銃、槍など数々の貴重な文化財
を展示。
またもとは別の場所にあったのを敷地内に移動した、上杉家
が譜代家臣以外で組織した浪人達による部隊・組外衆を表し
た「石碑」を見ることができる。