歴史
沖の島は、四国の高知県南西部に浮かぶ小さな島です。この島は日本の歴史や文化が息づく場所で、長い間、風や潮風、季節風に耐えながら築かれた石段や石垣、美しい段々畑が特徴です。中世には土佐領と伊予宇和島領の境界として野中兼山の土予国境争いがあり、幕府の裁定で土佐側が勝訴しました。明治7年には高知県に編入され、その歴史的背景が今も島の景観や文化に反映されています。
見どころ
沖の島集落は石垣や石段で構成され、国土交通省によって「石垣・石段とともにある暮らし」として「島の宝100景」に選定されています。島の周囲には透明度30mに達する美しい海が広がり、サンゴ礁や多彩な熱帯魚が生息するダイビングスポットや、大型のグレや石鯛が釣れる釣りスポットも点在しています。沖の島は、自然との調和が楽しめる魅力的な場所と言えます。