高知県高岡郡中土佐町にある『中土佐町立美術館』は、地
元の実業家より建物・コレクションの寄贈を受けて平成元
年(1989)に創立。近代日本画家・洋画家をはじめ約670点
の所蔵品を常設展示する美術館。
建物の外観は、風情を感じることができる白壁の土蔵造り
が特徴的。玄関の文字、敷地内の石碑の言葉は、《司馬遼
太郎》によるもの。
館内には、《歌川広重、東州済写楽》の浮世絵や、日本洋
画界の先駆者である《山本芳翠、黒田清輝》を始め、明治
以降の日本人画家《竹久夢ニ、林武、小磯良平、棟方志功
》など近代日本画家・洋画家約200名余りの作家の作品を
収蔵・展示。約3ヶ月ごとに入れ替え展示をしていること
から、美術を愛する人が定期的に訪れる人気の美術館とな
っている。