高知県安芸市にある日本風景街道のひとつ「土居廓中(どいかちゅう)」にある『土居廓中武家屋敷(どいかちゅうぶけやしき)』は安芸城主五藤氏の家臣たちが集まり住んだ武家屋敷の町並み。
安芸城跡の周りに土用竹の垣根や塀に囲まれた100年以上の歳月を経た今も残る武家屋敷。当時は40戸ほどの屋敷があったと伝えられている。往時の面影を残しているとして大変貴重なことから、県の文化財及び、平成24年(2012)7月には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。
残された屋敷の中で唯一内部見学ができるのは屋敷群の中ほどにある『野村家』。当時の暮らしぶりや歴史に触れられるとして多くの人が訪れる人気スポットとなっている。