山口県萩市にある『熊谷美術館』は、昭和40年(1965)に開館。問屋・金融・仲買などを業として栄えた豪商「熊谷家」に伝わる江戸時代の美術品・古文書類を保存・公開する施設。
熊谷家の土蔵3棟を改造し利用されている施設内にある「主屋・離れ座敷・本蔵・宝蔵」は熊谷家住宅として国の重要文化財に指定されている。
館内には「初代《坂高麗左衛門》の茶碗、雪舟の掛軸、円山応挙の屏風」など貴重な美術工芸品や、古地図書画屏風類、茶道具類、装飾用品など、約3000点の中から常時約100点を展示。また文書資料を約500点収蔵・展示。
その他にも、長崎において親交のあったドイツ人医師シーボルトから贈られた「ピアノ」。これは、日本最古のピアノとして非常に価値があるので是非見て欲しい。