四条駅を降りて、四条通を東へ進むと朱色がとても鮮やかな「西楼門」が見えます。
大通りに面していることもあり、多くの人がここから八坂神社へ入っていきますが、
本来の正しい入り口は「南楼門」ですので、ぜひ「南楼門」から入りましょう。
正月三が日の初詣の参拝者数は京都府下では伏見稲荷大社に次ぐ2位の人気の神社です。
平安遷都以前、この地に観慶寺というお寺があり、その広大な敷地内にあった「天神堂」が八坂神社の前身と言われています。
八坂神社は元は「祇園社」「感神院」などと称されていましたが、明治維新の際に神仏分離にともない「八坂神社」と改称されました。
祭神には素戔嗚尊(すさのおのみこと)とその妻の櫛稲田姫命(くしいなだひめみこと)、そして子の八柱御子神(やはしらかみ)を祀っています。
古くから疫病除けの神として信仰を集め、
また、いじめられていた白兎を助けたことで、美しいお嫁さんをもらうことになった「大国主命」が祭られていることから、
「縁結び」の神社としても人気です。
毎年夏に開催される「祇園祭」は、869年に疫病が流行した際にこの神にお祈りしたのが始まりです。