山口県周南市大津島にある『回天記念館』は、太平洋戦争
中に開発された、人間が搭乗する魚雷型の特攻兵器「回天
(全長14.75m、全重量8.3t、推進馬力550馬力、最高速力
30ノット、搭載爆薬重量1.55t」や、戦没者145人の遺品
など約1000点を所蔵展示する記念館。
回天の搭乗員宿舎、訓練施設、組み立て施設は、戦後、ア
メリカ軍により破壊。その後馬島小学校が建てられ、校庭
に慰霊の回天碑が作られて毎年ここで慰霊祭が行われまし
た。
その後元回天特別攻撃隊司令官長井満によって回天顕彰会
の設立。馬島小学校跡に1968年11月20日に回天記念館を開
館。館内には回天の歴史や時代背景をパネルやビデオで紹
介。映画「出口のない海」で使用した全長3.5mの回天操縦
室の模型も見ることができる。