山口県周防大島町にある『陸奥記念館(むつきねんかん)』
は、1972年(昭和47年)11月に開館。その後1994年(平成6
年)に現在の場所にリニューアルオープン。かつて世界最強
の戦艦として知られた「戦艦陸奥」の遺品・資料の収蔵・展
示する施設。
1943年(昭和18年)6月8日に、現在の記念館の沖合3kmで爆
沈した「陸奥」。総員1471人のうち死者1121人、生存者わず
か350人という大惨事になったことで有名。
1947年(昭和22年)に初の引き揚げが行われたが失敗。その後
遺族や生存者らの約20年越しの熱意が実り1970年(昭和45年)
6月に多くの乗組員の遺骨・遺品・主砲の引き揚げに成功。
館内には、引き揚げによって回収された戦艦陸奥に関する遺
品及び、遺族から寄付された資料・遺品を展示。また記念館
に向かいの丘には屋外展示物としてスクリュー、14cm副砲、
艦首先端部。また慰霊碑があり陸奥が爆沈した6月8日には毎
年慰霊祭が行われます。