山口県岩国市にある『吉川史料館 (きっかわしりょうかん)』は、平成9年(1997)に創立。岩国藩主吉川家伝来の美術工芸品、歴史資料約7000点を収蔵・展示する施設。
建物の正門として使用されている「昌明館付属屋長屋門」 (しょうめいかんふぞくやながやもん) は、1995年 (平成7年) には岩国市の有形文化財に指定。これは1793年 (寛政5年) に七代藩主《吉川経倫》の隠居所として建造されたもの。当時の姿のまま状態も良いので是非見て欲しい。
館内には、800年の歴史をもつ吉川家に伝来した歴史資料、美術工芸品、7000点を収蔵。特に吉川家文書・吾妻鏡・太平記など2,500点の歴史資料や、豊臣秀吉から拝領した陣羽織「山道草花鶴亀模様繍箔胴服(さんどうそうかつるかめもようしゅうはくどうふく)」は重要文化財に指定。また鎌倉時代の太刀「狐ケ崎」は、国宝に指定されており年4回の展示替えにより順次公開しています。