広島県福山市、福山城公園にある『ふくやま美術館』は、福山市市制施行70周年記念事業として1988年11月に開館。瀬戸内圏ゆかりがある作家、日本の近・現代美術、ヨーロッパ近現代の美術品・資料を収蔵・展示する施設。★管理・運営は、公益財団法人ふくやま芸術文化振興財団。
建物は、城の外堀を埋め立てた場所に建設。外堀跡や市史跡である小丸山の一部を削られた位置に庭園があり、福山城天守を借景とした独特の眺望を望めることから1996年度に「都市景観100選」に選定されている。
館内には、瀬戸内圏ゆかりがある作家の美術品や資料を展示。また日本やイタリアの未来派と呼ばれる作家たちの作品を積極的に収集、展示している。特に岸田劉生が永遠のテーマとした麗子像の最後を飾る《麗子十六歳之像》は必見です。