広島県福山市、福山城公園内にある『ふくやま文学館』は、地域の文化振興・文化交流の促進を目的として平成11年(1999)に創立。郷土ゆかりの文学者の足跡をたどり功績や善行などをたたえる施設。
白を基調にした壁に、瓦葺きの屋根を連ねる民家風の建物は、山椒魚、黒い雨で知られる福山市名誉市民《井伏鱒二》の生家をもとにデザインされたことで知られる。
館内には、井伏鱒二を中心として、英文学者であり随筆家の福原麟太郎、劇作家の小山祐士、詩人の木下夕爾など郷土ゆかりの文学者の業績と足跡がわかる資料を展示。他にもビデオ鑑賞、図書閲覧、朗読などできるコーナーを設置。また住民の芸術文化の向上と振興に貢献することを目的とした活動団体に貸し出しや、文学館主催及び共催の研修会・学習会・展覧会を多く開催しています。