広島県尾道市、文学記念室、中村憲吉旧居、志賀直哉旧居の3施設及び、文学公園を含めた周辺のエリアの総称『おのみち文学の館』は、平成11年(1999)に創立。尾道ゆかりの文学者の資料を収蔵・展示する施設。
1999年に西瀬戸自動車道開通を機に、「まちごと芸術・文化館構想」事業が推進。今まで混在していた資料を集め、4つの施設を一つにまとめた『おのみち文学の館』。
「文学記念室」では、高垣眸・横山美智子・行友李風など、尾道ゆかりの文学者たちの遺品・資料、また林芙美子の東京の自宅書斎を再現。貴重な肉筆原稿、遺品を展示。
「志賀直哉旧居」は、名作「暗夜行路」の草稿を起こしたといわれる《志賀直哉》が大正元(1912)年11月~約1年間を過ごした三軒棟割長屋を保存公開。
「中村憲吉旧居」では、アララギ派の歌人《中村憲吉》が病気療養に訪れ、その晩年を過ごした離れを改修して公開。また建物南側の記念碑がたつ「尾道市文学公園」も必見。また施設周辺は、絶景を楽しむことができることから日本百景に選定されています。