広島県竹原市、江戸中期の儒学者《塩谷道碩[しおたにどうせき]》の屋敷跡に位置する『竹原市歴史民俗資料館』は、かつて読書会、詩、和歌の会などに利用された建物を、竹原文化の発展を願い塩谷道碩(1703~1764)が寄付。町立竹原書院図書館として昭和5年(1930)4月1日開館~昭和47年(1972)1月31日までの42年間利用された後。昭和55年6月に今現在の名称で開館した、地域の歴史・民俗資料を収集・保存・展示する施設。
建物は、レトロでモダンな古い町並みに溶け込む木造洋風建築が特徴。歴史的価値が高い建物として広島県の建物百選に選定。館内には、赤穂の塩とともに名を馳せ、町に繁栄をもたらした製塩業の歴史や資料が多く展示されています。