岡山県瀬戸内市にある『海遊文化館(かいゆうぶんかかん)』は、平成4年(1992)に創立。朝鮮通信使に関する資料及び、県指定重要有形民俗文化財に指定されている船型山車を収蔵・展示する施設。
建物は、実業家,政治家であった地元出身《香川真一》が,自ら設計、私財を投じ明治20年(1887年)に建てられ昭和52年まで警察署として使用されていた牛窓警察署庁舎を利用。外壁は漆喰モルタルで隅を石積風に仕上げ、正面玄関のペジメントや主翼棟などに各種洋窓を開く外観が特徴的。
館内には、江戸時代の町を描いた絵画などの貴重な資料や、牛窓に12回寄港した朝鮮通信使の衣装。他にも朝鮮通信使の歴史資料を数多く展示。また地元の秋祭りで活躍する県指定重要有形民俗文化財だんじりに関連する資料を見ることができる。