岡山県総社市にある『こうもり塚古墳』は、6世紀後半につ
くられた墳長約100m・後円部径約55~60m、二段で構築され
る前方後円墳。箭田大塚古墳・牟佐大塚古墳と並んで、岡山
県下三大巨石墳の一つとされている。★1967年(昭和42年)
2月15日、国の史跡に指定。
かつて仁徳天皇に愛された吉備のくろひめの墓と伝えられて
いる古墳は、黒媛塚とも呼ばれていましたが、仁徳天皇の時
代とは100年以上も隔たりがあることがわかり、石室内にこう
もりがたくさんいたことから「こうもり塚古墳」に改名され
ました。
後円部南側に花崗岩の巨石を組み合わせた横穴式石室が開口
されており中には、全長約19.4m、玄室は奥行7.7m・幅3.61m
・高さ3.6m、の両袖式の「石室」と「玄室の天井石」は3枚
の巨石で構成されています。