鳥取県米子市にある『米子市立 山陰歴史館(よなごしりつ さんいんれきしかん)』は、昭和15年(1940)に創立。地域の歴史・民俗資料を収集・保存・展示する施設。
モダンな洋館風の施設建物は、米子市役所として市民に長く親しまれていた旧米子市庁舎を利用。赤褐色のタイルや古典的な半円アーチを備え、3階建てで規模も大きく遠くからでも目を引くことから米子市のシンボル的な存在。建築当時としては山陰随一で大変貴重な建築物として市の有形文化財に指定。
館内は、「米子城物語」、「なつかしの生活用具」の2つのテーマで構成。明治~昭和にかけての生活用品、民俗資料、国の史跡「福市遺跡」の出土品、米子の民俗資料、米子城の資料、2.26事件で処刑された「西田税(にしだみつぐ)」の資料など、約7万点の収蔵資料から季節により選抜し展示しています。