宮城県大崎市岩出山字二ノ構にある『阿部東庵記念館(あべとうあんきねんかん)』は、長崎や京都で医学や蘭学を学び伊達邦直公に仕えた御奉薬係・御典医《阿部東庵》に関連した資料を収蔵・展示する施設。
《阿部東庵》は医学や蘭学だけでなく茶道や歌道にも通じていた文化人として多彩な才能を持った人物だったことから、館内には当時の医療器具や資料の他にも、中国清時代の掛け軸・屏風、明治時代の風景画・日時計などを展示。
また歴史的にも価値の高い品が多く揃う展示品の中で古伊万里焼や中国清時代の聖書マタイ伝は必見。歴史的価値があり見応え充分。年に2回展示替えを実地。訪れるたびに新たな発見がある《阿部東庵》の魅力が伝わる施設となっている。