宮城県仙台市の周囲を緑に囲まれた仙台城三の丸跡に位置する『仙台市博物館(せんだいしはくぶつかん)』は、昭和36年に開館。仙台に関わる歴史・文化・美術工芸資料約9万点を収蔵・展示する施設。
昭和61年に現在地に移転。全面新築した鉄筋コンクリート造り2階だての施設は延床面積1万800m2。ミシュランのフランス語版日本観光ガイドブックで2つ星を獲得するなど日本だけでなく世界的にも有名な施設である。
館内には仙台藩と伊達家に関する資料が充実。特に幅8mもある巨大な絵図「奥州仙台領絵図」や、伊達政宗の命で渡欧しローマ教皇やスペイン国王に謁見した国宝に指定された「慶長遣欧使節関係資料」。
他にも重要文化財「伊達政宗所用具足、陣羽織、豊臣秀吉所用具足」なども必見。また年に数回行われる企画展と特別展は見所が多く毎年美術を愛する人が訪れる人気の施設となっている。